受託バカ
私は、受託バカでありたい。
ITバブルが訪れる少し前の1995年。始めて買ったWindowsマシンを使い、Nifty Serveで質問しまくりながらプログラムを書き始めた頃から、常に考えていたことは「技術で人の役に立ちたい」それだけだった。

最初に就職した地方の製造業の総務部で組み始めたプログラムは面白かった。現場で溜まっていた不満や非効率を、プログラムという魔法が瞬く間に解決した。

その後、本格的にプログラムを勉強したくなり、大手システムインテグレータに転職し、体系的にプログラミングを勉強したが、そこでは顧客の顔が見えずまったく面白みをみつけられなかった。

すぐに再度の転職をし、社員数4名の小さなソフトハウスに入り、プログラムを書きまくった。

顧客は主に中小企業の社長や現場の責任者たちだった。

自分の作ったシステムをお客様に見せるたび、笑顔であったり驚きであったり、時には不満であったり、、、とにかくダイレクトな反応が得られ、これほどやりがいのある仕事はないと感じた。

1998年に独立して有限会社プラムザを創業。

派遣常駐の要請があったり、自社サービスを立ち上げてIPOしませんか?などのお誘いはあったが、私には受託開発(※)しか考えられなかった。

受託開発は、人材派遣とはメンタリティ的にまったく異なるクリエイティビティのある仕事。

また、自社サービス開発で汎用的な部分を舐めるよりも、もっと深く業務にコミットしたい。

代わりがきかない世界で一つのシステムを、メンバーの知恵を結集して作り上げたい。

島田徹は受託バカでありたい。


※受託開発:顧客から依頼を受けてシステムの開発を行う。開発会社には一般に、この「受託開発」と自社の作りたいサービスを作る「自社サービス開発」、人員の派遣常駐を行う「技術者派遣業」の3種類が存在する。 島田徹
第1回

技術的にすごくても、お客様のうれしいに結びつかなければ価値ゼロだ!

第2回

開発者が長く居つかない会社では、大事なシステムを作れない!