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年始特別編『禁止したはずのAIは、だいたい現場で使われている』
新年あけましておめでとうございます。
2026年、最初のメルマガになります。
目次
禁止したはずのAIは、だいたい現場で使われている
ここ数年、「AI」という言葉を聞かない日はほとんどなくなりました。
ChatGPTやGeminiを使って、
- 議事録をまとめる
- メールの下書きを作る
- 契約書をチェックする
といったことを、すでに日常的にやっている方も多いと思います。
正直なところ、
この使い方自体はとても健全です。
便利ですし、確実に業務は楽になります。
ただ一方で、最近こんな空気も感じます。
- 一度は盛り上がったが、社内では話題に出なくなった
- 結局、使っているのは一部の人だけ
- 「それ以上、何に使えばいいのか分からない」
そんな停滞感です。
「勝手にChatGPTに貼るな」は正論です
経営層や管理部門の方から、こんな言葉が出ている会社も多いのではないでしょうか。
「みんな、勝手にChatGPTに社内の情報を貼ったらダメだからな」
これは、完全に正論です。
- どこに保存されるか分からない
- 情報管理の観点では危険
- 監査が通らない
だから「禁止」という判断になるのも、よく分かります。
ただ、ここで一つだけ問題があります。
一番リスクが高いのは「黙認された個人利用」
現場ではすでに、
- 個人の判断で
- 個人のアカウントで
- コピペしてAIを使っている
という状態が起きています。
実はこれが、一番リスクが高い使われ方です。
禁止しているつもりでも、実態としては「管理されていない利用」が広がっている。
これは、AIが危ないのではなく、使い方が整理されていないことが問題です。
「貼るAI」と「参照するAI」は別物です
最近よく聞くRAG(ラグ)という考え方があります。細かい説明は省きますが、ポイントはとてもシンプルです。
- AIに情報を「貼る」
- AIに情報を「覚えさせる」
のではなく、
AIが必要なときに、社内のデータベースを“見に行く”
という発想です。
この場合、LLMを社内のサーバーやネットワーク内で運用する構成を取れば、社内の情報がインターネットに公開されたり、勝手にAIの学習に使われたりしない形を取ることができます。
「社外のAIに聞かず、AIを社内に引き入れる」
こういう構成が取れます。
現実的な話も、ちゃんと分かっています
ここで少し正直な話をします。
2025年、私たち自身も、非常にシンプルなデータ構成でAIにデータベースを参照させる試みを、いろいろ行ってきました。
たとえば「過去3年間のA商品の売上高を教えて」と問いかけた時、それが正しく返って来るか、何ヶ月もかけて試行錯誤し、検証しました。
結論としては、
現実の基幹業務システムをそのまま任せられる段階ではない
というのが、正直な感触です。
特に、
- ChatGPTやGeminiのようなクラウド上の大規模AI
- 社内サーバーやPCで動かす軽量なAI
この二つは、同じ「AI」という言葉でも、できることの前提がまったく違います。
どちらが良い・悪いではありません。
現状では、使いどころがマッチしていないということです。
だからこそ、
- 過度に期待しない
- でも過度に否定もしない
この距離感が大切だと考えています。
そしてChatGPTがそうだったように、AIは、ある日突然、驚くほど使える存在になることがあります。
そのときに差がつくのは技術力ではなく、準備ができていたかどうかです。
プラムザのスタンスについて
私たちプラムザは、今も昔も
- 技術を売る会社
- 流行りのツールを勧める会社
ではありません。
- どの情報を
- どこまで
- 誰向けに
- どう管理するか
こうした業務と情報の整理を、お客様側の立場で一緒に考える存在です。
現状、すべてが完璧にできている必要はありません。私たちは常にアンテナを張り、
「あ、これはもう使えるな」
というタイミングで、みなさまにお知らせし、いち早くお役に立てるよう備えています。
今年も、
流行に振り回されず、
現場に戻るITの話を続けていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社プラムザは、開発実績25年・取引企業数300社のシステム開発会社です。さまざまな業種・業界で使用されるオリジナルのシステム構築を得意としています。
システム開発の依頼をご検討されている方は、ザックリした内容でも問題ありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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