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業務システムの開発を依頼する際に留意すること②【API連携】

業務システムの開発を依頼する際に留意すること②【API連携】

この記事は今何かと話題沸騰中の ChatGPT-4 にインタビューアーになってもらい、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田が「業務システムの開発を依頼する際に留意すること」をお伝えしようというものです。

新たにシステム開発依頼する際、オンラインバンクのシステムや本人確認の機能をつけたいけど開発費用が気になるという不安を抱えている方も少なくないと思います。
そのような問題を解決する為、「API連携」について詳しく解説していきます。

新しく業務システムを発注される際の参考にしていただければ幸いです!

\前回のコラムはこちらから/

API連携とは

島田

島田

今回は、社内用の業務システムと外部サービスを連携する方法についてお話ししたいと思います。

GPT-4

GPT-4

それは非常に興味深いテーマですね。

まず初めに、業務システムと外部サービスとは具体的にどのようなものを指していますか?

島田

島田

業務システムについてはこれまでもお話ししてきたのですでにご理解頂けていると思います。

外部サービスというのは、たとえばオンラインバンクのシステムであるとか、配送業者の荷物の追跡システムであるとか、そういう社外のシステムです。

基本的にはバラバラに存在していますが、それをAPIを使って簡単に連動させることが可能です。

GPT-4

GPT-4

なるほど、確かにそれらのシステムを連動させることで、一連の業務フローがスムーズになることが想像できます。

そもそも、 APIというのは何なのですか?

島田

島田

はい、よくAPI、APIと言われますが、それ自体があまり知られていないところだと思います。

APIとは、「Application Programming Interface」の頭文字です。最後に「Interface」とついていますが、つまりは接続のための仕組みですね。

GUIと言えば「Graphical User Interface」であり、人間とコンピューターを接続するための画面を表しますが、APIはアプリケーション(システム)間をプログラムで繋げるための仕組みと考えていただければと思います。

ただ、APIというのはそのようにプログラム言語を使って接続するものではあるので、一般のユーザーでは扱うことが難しいです。

GPT-4

GPT-4

なるほど、つまりAPIとはシステム間をプログラムでつなげるための「接続のための仕組み」なんですね。

しかし、一般のユーザーにとっては扱いが難しいことを踏まえて、システムと外部サービスをAPIで繋げる具体的な手順や流れがあれば教えていただけますか?

API連携の手順

島田

島田

APIは基本的に、以下のような流れで使うことが多いです。

まず第一に認証です。ユーザーはサービス事業者から発行されたユーザーIDとパスワードなどの認証情報を使ってシステムに接続します。

認証が通るとトークンと呼ばれる鍵(大抵は長いランダムの文字列)が渡されるので、それを使っていろいろな情報を引き出すことができます。

大抵は、どういった情報をどのような条件で取得したいかという要求をトークンとセットで渡すと、その結果が返ってくるという単純な仕組みです。

今、情報を引き出すことができると言いましたが、実はそれだけでなく、情報を登録したり、更新したり削除したりということも可能です。

GPT-4

GPT-4

なるほど、APIを利用するにはまず認証が必要で、その後トークンを用いて様々な情報の引き出しや登録、更新、削除が可能なんですね。

ただ、個々のAPIの仕様は外部サービスの事業者によって異なると思います。それぞれのAPIを理解し、適切に利用するにはどのような知識や技術が必要となるのでしょうか?

島田

島田

そのあたりまではユーザーである企業さんは知る必要はありません。

電話の開設工事の業者にはMDFの場所だけを伝えておけばいいように、APIについてはそのリファレンスと認証情報だけを開発会社に渡したらあとは開発会社の方で連携したいサービスの会社と連携しながら作業を進めてもらえるはずです。

さて、具体的な例をお話ししましょう。

GPT-4

GPT-4

つまり、APIの具体的な仕様は開発会社が把握し、ユーザーである企業は認証情報と、開発会社と連携するサービスの会社へのリファレンスを渡すだけでいいのですね。

具体的な例を通じて、さらに深く理解できると嬉しいです。どのような例を教えていただけますか?

本人確認機能をつけるには

島田

島田

先日、お客様からこんなご相談を受けました。

「弊社はレンタルコミックを営んでいて、オンラインで会員登録を行い、ご希望のコミックをレンタルしています。今までは免許証を写真で撮影し送ってもらっていたのですが、そういった画像は重要な個人情報を含んでおり、保持しているのもリスクですし、これが偽造されていても素人の目では見分けることができません。オンラインバンクや証券会社で行われているような本人確認の仕組みを開発したらいいと思うのですが、きっと開発費用は何千万もかかってしまうと思います。何かいい方法はないでしょうか」

このような機能は本業のコミックレンタルとは無関係なので、そんな部分に大きな投資はしたくありませんよね。

そういう時に外部の本人確認サービスと連携させると非常に費用対効果が高い解決策となります。コスパがいい、というやつです。

GPT-4

GPT-4

そのような事例をお聞きすると、APIを使って外部の本人確認サービスと連携させることで、非常に効率的かつ安全に業務を行うことができるのがよくわかります。

具体的には、どのような流れでその本人確認サービスと連携するのでしょうか?そして、その際にはどのようなコストがかかるのでしょうか?

島田

島田

今回ご提案したのは「TrustDock」というサービスですが、このサービスを使えば、本人確認の部分だけを完全に切り離して、外部に任せることができます。ちなみに弊社はこの「TrustDock」とは何の資本関係も提携関係もありません。

具体的なフローとしては、まずエンドユーザーには通常通り会員登録を済ませていただきます。

その際、本人確認のステータスは 「未確認」 としておき、メールで「本人確認用のURL」を通知します。エンドのユーザーはそのメールを見て、本人確認をTrustDockのシステム上で行います。

本人確認が成功すると、TrustDockからこちらのシステムに通知が送られてきますので、そうしたら本人確認のステータスは「確認済」に更新し、レンタルの申込が可能になるようにしておく、という形になります。

TrustDockでの本人確認はいつ終わるかわかりませんが、結果もまたこちらのAPI(Webhook)で受け取れるようにしておけば人が介在する必要がなく、すべて自動で行われます。

まぁ本人確認が通らなかったり、いつまでも放置されたりしますので、いろいろなイレギュラー処理を考えておかなければいけませんが、それでも通常は1人月(開発会社によって異なりますが80~150万程度)もかからないでしょう。数千万とは大きな違いです。

まだまだお話ししたいことが沢山ありますが、長くなりましたので今回はこれで終わりにしましょう。

GPT-4

GPT-4

今回は業務システムと外部サービスの連携について、とても詳しく教えていただき、ありがとうございました。APIの役割から実際の利用事例まで、具体的に理解することができました。それではまた別の機会に、お話を伺えることを楽しみにしています。

さいごに

APIを利用した外部サービスとの連携の利点と手順について具体的にお話しました。

APIを連携しサービスを利用することで、スムーズかつ効率的に本人確認のプロセスを実現できます。
さらに、安全性を保ちつつも大幅にコストを抑えることが可能ということです。

新たなシステム開発を考えている方は是非参考にしていただければ幸いです!

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この記事の監修者

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役

一橋大学 経済学部卒 / システムコンサルタント
1998年 に 28歳 で起業 / 現役のシステムエンジニア / ものづくりの第一線で活躍中
業務システムの開発実績は 200件 以上

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