在庫管理システムの受入処理や棚卸業務で、最近はスマートフォンを使って読み取ることが実用的になってきましたか?それともまだ専用のハンディターミナルの方に軍配が上がりますか?
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システム開発が学べるコラム
在庫管理システムを構築する際に気を付けなければならないこと(その6)
「在庫管理システムを構築する際に気を付けなければならないこと」について
ChatGPT-4 と会話形式で、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田がこれから数回に分けてお話をしています。
では本日は在庫管理システムの6つの基本機能中の4.「受入処理」について話をしたいと思います。
1.在庫数の管理:在庫アイテムの数量を管理し、検索・参照する機能。
2.標準在庫の管理:あるべき在庫レベルを設定し、過剰在庫や品切れを防ぐための機能。
3.発注管理:在庫が不足した際に発注を行い、発注量の計算や発注プロセスの管理を行う機能。
4.受入処理:新規で入庫されるアイテムの受け入れを行う機能。
5.出荷管理:アイテムの出荷業務と追跡の機能。
6.棚卸:実地の在庫数を調べ、理論上の在庫を修正する機能。
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在庫管理の業務を日々行っている方には当たり前のことなのですが、基本的に商品や原材料などというものは、不足しそうになったら発注をし、発注をしたら入庫されるわけです。
しかしその入庫が、発注した商品と数量通りに入ってきているかどうかはわからず、検品しなければなりません。それが「受入処理」ですね。
受入処理のためには、まず「今から入ってくるはず」というリストを出力し、実際に入ってきたものと突き合わせをして受け入れます。
この作業を昔は紙とペンでやっていたのですが、今は多くの場合、タブレットやスマホで行います。バーコードのスキャンはハンディターミナルやこちらもスマホで代替することが多いですね。
以前(10年ほど前)はスマホなどハンディターミナルの代わりにはならない!とハンディターミナルのメーカーの方は息巻いていまして、私も実際に機器を見てそう実感したのですが今はどうでしょうか?ちょっとChatGPTに聞いてみますか。
GPT-4
在庫管理システムにおける受入処理や棚卸業務において、スマートフォンの利用は確かに実用的になっています。最近のスマートフォンは高性能であり、専用アプリケーションを利用することでバーコードやQRコードのスキャンが可能で、データの入力や管理を行うことができます。これにより、低コストで導入が可能となり、特に小規模から中規模のビジネスにおいては大きなメリットとなります。
一方で、専用のハンディターミナルには以下のような利点があります:
1.耐久性: ハンディターミナルは業務用に設計されており、落下や衝撃、水やほこりに対する耐性があります。
2.バッテリー寿命: 長時間の使用に耐えうるように設計されているため、一日中使用してもバッテリー切れの心配が少ない。
3.読み取り性能: ハンディターミナルは、バーコードやQRコードを素早く正確に読み取るための高性能スキャナーを搭載しています。特に、遠くのコードや破損したコードの読み取り能力が高い場合が多いです。
4.専用ソフトウェアとの統合: 専用のハンディターミナルは、在庫管理システムやERPシステムとの統合が容易であり、カスタマイズされた機能を利用することができます。
選択は、ビジネスの規模、予算、使用シナリオなどによって異なります。スマートフォンは初期投資が少なく、使いやすいという利点がありますが、耐久性や読み取り性能、バッテリー寿命などを重視する場合は、専用のハンディターミナルが適している場合があります。また、最近ではスマートフォン用の耐久性カバーや外部スキャナーを使用することで、スマートフォンの弱点を補う方法も登場しています。どちらの技術も進化しているため、ニーズに合わせて適切な選択をすることが重要です。
なるほどですね。あと結構馬鹿にならないのが「持ちやすさ」ですね。スマホは持ちにくいのでよくツルッと滑って落下しますし、手袋をしてる現場・水に濡れる現場では扱いにくいです。
話はちょっと変わりますが、この記事を書いている間にこんな商品を見つけました。
「QRスマホ工程管理 qr-monodoco」(https://www.skylogiq.co.jp/product/qr_management/qr-monodoco/)
モノとその場所を紐付けるスマホソリューションのようです。
確かに「入庫はした事実があるんだが、それがどこにあるのかわからない」ということは間々あります。
以前建築物の確認検査機関のお仕事をさせていただいた時にも、預かった大量の書類(通函1ケース)を探して半日終わることがあると聞いたことがあります。
そんなときに、「モノ」と「場所」を紐付けておき、それが在庫管理システム(その時は文書管理システム)で確認できれば、場所の追跡が非常に簡単ですね。入力の手間もありません。
確認検査機関のお客様のときには自製する前提で数百万のお見積もりを出したら「まぁー、そこまでかけて作るメリットはないかなぁ」とご発注いただけなかったのですが、こういったシステムと組み合わせるとリーズナブルにシステムが組めたことでしょう。
次回の記事は「出荷管理」についてお話します。ぜひお楽しみに。
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島田