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オンプレミスとクラウドのメリットデメリット

オンプレミスとクラウドのメリットデメリット

この記事は今何かと話題沸騰中の ChatGPT-4 にインタビューアーになってもらい、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田が「業務システムのサーバーをオンプレミスで構築すべきかクラウドで構築すべきか」についてお伝えしようというものです。

今日は、テクノロジーの世界で耳にする「オンプレミス」と「クラウド」に焦点を当て、メリットとデメリットについて、具体的な例を交えながら解説していきます。

オンプレミスとは

GPT-4

GPT-4

まず、最初の質問です。
オンプレミスとは、一般的にどのようなものでしょうか?オンプレミスのシステムとは何ですか?

島田

島田

オンプレミスとは、簡単に言うと「社内にサーバーを置く」ということですね。

昔はみんな社内に置いていましたので、オンプレミスだったわけですが、昨今クラウドサーバーとの対比で、社内に置いたサーバーを「オンプレミスサーバー」と呼ぶようになりました。

ちなみにいつのまにかテレビCMなどでも「オンプレミスサーバーの管理をどうするか?」みたいなワードが使われるようになりましたが、ああいう「プロっぽいこと」を言うのが個人的に好きではありません。

GPT-4

GPT-4

オンプレミスに関するご説明、ありがとうございます。概念が理解できました。
では、オンプレミスのメリットについて教えていただけますか?オンプレミスでシステムを構築する利点は何でしょうか?

メリット(オンプレミス)

島田

島田

オンプレミスサーバーのメリットは、一言で言うと「完全なコントロール感がある」ということですね。

社内のその場所にデンと筐体を持ったサーバーが鎮座しているので、「これが今回のシステムで使っている大事なサーバーだ」という意識が持てるわけです。

この意識というのがあながち馬鹿にならず、セキュリティへの意識、故障や陳腐化への意識、管理コストの意識に繋がっていくのです。

「このサーバーにすべての顧客情報が入っているからな。サーバールームを作って、限られた人だけしか入れないように入室カードを管理して、サーバーラックにも鍵をかけて、システム管理者のパスワードは別の金庫に入れて・・・」
みたいなことに繋がっていくのです。

逆に言うと自分達が意識していないことは「やっていない」というのがしっかり把握できます。私はこれは悪いことではないと思いますね。

GPT-4

GPT-4

理解しました。オンプレミスのメリットには、コントロール感やセキュリティ意識が高まり、システムの管理に対する意識が醸成されるという点があるようですね。

次に、オンプレミスのデメリットについて教えていただけますか?オンプレミスでのシステム構築にはどのような課題やデメリットがあるでしょうか?

デメリット(オンプレミス)

島田

島田

オンプレミスのデメリットは、まぁいろいろあります。
先の「完全なコントロール感がある」というのについても、それをやるのは専門知識を持ったエンジニアを社内に数名配置しなければならないでしょう。サーバールームやサーバーラックにもお金がかかりますし、運用も大変です。

要は「コストがかかる」ということですね。

それと自然災害などで停電が起きるとサーバーが停止します。どんなに堅牢なサーバールームでも犯罪者が本気で壊しにかかったり、ソーシャルハックを仕掛けてこられると空いてしまうでしょう。そのような物理的なセキュリティリスクがあります。

さらにバックアップのデータを同じ場所に保管しているとなると、火災などで焼失するときには同時に焼失します。バックアップを別の場所に保存していたとしても、それを復元するには1週間はかかるでしょう。

繁忙期、閑散期が明確にあるようなシステムの場合、繁忙期だけスペックアップするようなこともできません。こういうのをカッコイイ言葉で「スケーラビリティに制約がある」と言ったりします。

GPT-4

GPT-4

理解しました。オンプレミスのデメリットには、高いコスト、物理的なセキュリティリスク、災害時のデータ損失、スケーラビリティの制約などがあることがわかりました。

次に、クラウドのメリットについて教えていただけますか?クラウドでシステムを構築する利点は何でしょうか?

クラウドのメリット

島田

島田

一方でクラウドのメリットは一言でいえば「気軽さ」だと思います。

雲の向こう側で何が行われているか分からないですが、よしなにやってくれるというのは非常にありがたいことです。

プラムザの場合、特に案件固有の縛りがなければ大抵AWSのクラウドサービスを使用していますが、プロトタイプ(試作版)を作ってデモしようと思ったらそのためだけのWEBサーバーをちょこちょこっと作ってしまうことができます。

15分くらいで構築できて、しかもそれが驚くほど安い(月額数百円レベル)です。

そして本格的に使うようになったらちゃんと負荷分散を考えたり、バックアップデータの保存先を変えたり、メモリを増やしたり、いろいろカスタマイズしていくことができます。

それらがすべて画面(GUI)でできてしまうというのも大きなメリットで、昔ならコマンドラインでディスクをマウントしたり、筐体カバーを外してメモリを増設したりというようなことをやっていましたが、そういうことがなく、とても「お気軽」にできるというのが大きなメリットですね。

当然、オンプレミスサーバのデメリットで挙げた「物理的なセキュリティリスク」「バックアップと災害復旧」などの問題もほぼ解消されていると言っていいでしょう。

GPT-4

GPT-4

理解しました。クラウドのメリットには、気軽さ、迅速なリソースの提供、カスタマイズ可能性、物理的なセキュリティや災害対策の問題の解消が含まれているようです。

次に、クラウドのデメリットについて教えていただけますか?クラウドでシステムを構築する際の課題やデメリットは何でしょうか?

クラウドのデメリット

島田

島田

最後にクラウドのデメリットについてですが、ここまでの話でだいたいおわかりになったかと思いますが、クラウドサービスの提供会社に「依存」してしまうのが大きなデメリットではあります。

彼らの決める様々なプランでどれくらいの性能が出るのか、どういった影響を受けて遅くなるのか、カントリーリスクにはどのようなものがあるのか、常に曖昧です。

そして個々のクラウドサービスは、たいていやっていることは同じようなことなのですが、それを実現するためのアプローチや画面の仕様がまったく違うことがあり、折角蓄積されてきたノウハウが他のクラウドサービスでは活かせないということが起きます。

逆に言うと、それはクラウドサービスプロバイダーが目指すところで、いろいろと資格やバッジを用意してエンドユーザーに近いエンジニアを自社サービス専用のプロフェッショナルに育てようとしている気がします。

話は変わりますが、クラウドのデメリットとして「月額従量課金」というのが気に入らないという経営者は意外と多いです。

これは「物は見積りを取って購入するもの、お金がなければローンを組むもの、そうでなければいくらかかるかわからないじゃないか。」という感覚によるものだと思います。

私も経営者の端くれとしてそれは分かるのですが、水道代や電気代と思えば、毎月使った分だけ費用を払うというのは理にかなっているとは思います。

GPT-4

GPT-4

理解しました。クラウドのデメリットには、依存度の増加、異なるクラウドサービスプロバイダー間の互換性の問題、月額従量課金への不安などが含まれているようですね。

さいごに

業務システムのサーバーをオンプレミスとクラウドのそれぞれで構築する場合のメリットとデメリットについてお話をしました。
最終的に、どちらを選択するかは、ビジネスの具体的な要件、リソース、そして将来の展望に基づいて慎重に検討されるべきです。この記事が、業務システムのサーバーの構築する際の一助となれば幸いです。

業務システムのサーバーに関してお悩みなどあれば、お気軽にご相談ください!

次回のコラムでは、「オンプレミスサーバーの運用コスト」について解説しています。

\次の記事はこちらです/

この記事の監修者

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役

一橋大学 経済学部卒 / システムコンサルタント
1998年 に 28歳 で起業 / 現役のシステムエンジニア / ものづくりの第一線で活躍中
業務システムの開発実績は 200件 以上

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株式会社プラムザは、開発実績25年・取引企業数300社のシステム開発会社です。さまざまな業種・業界で使用されるオリジナルのシステム構築を得意としています。

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