それでは、結局、業務システムのリプレースで一番難しいのはどういうところなのでしょうか?
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システム開発が学べるコラム
業務システムをリプレースするための最適解
この記事は今何かと話題沸騰中の ChatGPT-4 にインタビューアーになってもらい、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田が「業務システムをリプレースするための最適解」についてお伝えしようというものです。
これまで何度かに分けて業務システムをリプレースする際の方法やコスト、気を付けなければならないこと等について話してきましたが、今日はその総括として「ぶっちゃけどうするのが最適解なのか?」の話をしたいと思います。
目次
業務システムのリプレースの難しさとは
島田
これはリプレースに限らず業務システムの開発一般に言えることですが、一番難しいのは結局、発注側(ユーザー企業)と受注側(開発ベンダー)で心を合わせることですね。
その両社がこれから一つの新しいシステムを作ろうというのに、心が離れていることが一番の問題なのです。
GPT-4
なるほど、それは意外でした。心を合わせることが難しいのは、どういった理由や背景があるのでしょうか?
島田
これはぶっちゃけトークです。このようなことを私もあまりお客さんに言いませんし、手を動かすエンジニアにも言いませんが、みな自分の利益を最優先に動いているからダメなんです。利害が対立してしまっているのです。
もちろん商取引において、売る方と買う方は利害が対立して当然なのですが、たとえば家を作る時のオーナーとコンサルタントはそれほど利害が対立しません。両社が「予算内で住みやすいいい家を作っていこう」という同じ目標で行動できます。
システムの開発という仕事でも、そのようなよい関係性で仕事ができるはずです。
GPT-4
なるほど、それは深い問題のようですね。
利益を最優先にすることが問題になる場面が多いということは、リプレースを成功させるためにはどのような姿勢や考え方が必要となるのでしょうか?
リプレースの成功のための姿勢
島田
まず発注者の立場なのですが、システム開発を外部のベンダーに依頼する際には、当然のことながらなるべく安い金額でやってもらいたいという意識が働きますね。それは当たり前のことなんですが、たとえばリプレース対象の古いシステムの説明をする際に、非常に難しい機能であっても「あわよくば簡単な機能だと誤解してもらいたい」という考えをもってしまいがちです。
そういうところがまず確実に開発ベンダーと意識がずれる原因になります。
一方で開発ベンダーの方は仕事の受注が取れたら、なるべく手間をかけずに作りきってしまおうと思うものです。見積りの段階で予想した工数の半分で終わったとしても、それは言わずにそのままの金額で請求を出そうとしますね。あるいは作っている途中で「この作りは不合理だなぁ」と思っても、やぶ蛇になってしまうのでそれも言いません。不合理のまま完成させようとします。
こういうところで、システム開発というのは、製造の工程中、常に発注者と開発ベンダーの意識がずれてしまっているのです。
これではいいものができるはずがありません。
GPT-4
それは確かに大変な問題ですね。
どうしたらお互いの利害を超えて、本当に良いシステムを作るための「心の合意」を持つことができるのでしょうか?
島田
はい。手前味噌で恐縮ですが、それが私が2014年に考えついた「国内ラボ型開発」という開発手法なのです。
「国内ラボ型開発」で契約すれば、本当に良いシステムを作るための「心の合意」を持つことができるのです。
GPT-4
「国内ラボ型開発」とは面白い言葉ですね。初めて聞きました。
この「国内ラボ型開発」がどのようなものなのか、具体的に教えていただけますか?
「国内ラボ型開発」とは
島田
「国内ラボ型開発」は私が作った造語ですので物知りなChatGPTさんでも知らないのは無理もありません。しかしそろそろ認知されてもいいと思うのですがね。他の開発ベンダーもたくさん真似している会社があります。
GPT-4
なるほど、それは興味深いですね。
では、「国内ラボ型開発」の具体的な特徴やメリット、そしてそれがどのように発注者と開発ベンダーの心を合わせる助けとなるのかを教えていただけますか?
主要な特徴やメリット
島田
「国内ラボ型開発」は簡単に言うと開発チームのレンタルです。ある開発案件があれば、まず1人プロジェクトマネージャ(以下PM)がつき、このシステムはどういうメンバーがどのように進めていったらいいかお客さんと一緒に検討します。
そして開発計画を立て、それに必要なメンバーを集めてチームを組みます。お客さんは毎月集められたメンバーの稼働ボリュームに応じて費用を支払っていきます。
GPT-4
なるほど、「国内ラボ型開発」ではチームの形成段階からお客さんと一緒に進めるのですね。
この方法で「心の合意」を持つことができる要因は何だと思いますか?
心の合意 を持つための要因
島田
そうですね。しかも集められるメンバーは単なる寄せ集めのエンジニアではありません。普段から一緒に仕事をしてしっかりと意思疎通が取れる仲間達です。うちの場合エンジニアは常時50~70名くらい稼働していて、いろいろな案件で一緒にやっていますので「あ、この人はこういう実装が得意なので1人で任せて大丈夫」とか「この人はデザインはイマイチ。なのでデザイン面ではもう一人サポートが必要」などよく分かっています。
そういう人達でチームを組みますので過不足が起きにくいのです。
また特に重要なことは、エンジニアは着手前にあまり精緻に作業工数を見積らないということですね。「だいたい3日かかる」と思ったらPMを通じて発注者に伝えてもらい、即手を動かしていきます。そして「もし早く終わったら、正直に早く終わった」と申告するのです。
この透明性こそ国内ラボ型開発の要(かなめ)です。
GPT-4
「透明性」を重視するのは非常に理解しやすいですね。
この透明性があるからこそ、お客さんも安心して開発を任せられるという感じでしょうか?
島田
そうです。そもそもお客さんは常に「開発会社は難しいことを言って煙に巻いてくる。簡単に終わるような作業でも難しいと言うんだろう?」という不信感を抱いています。
その不信感が「使い勝手のよいシステムを作る」という時には非常にマイナスに働きます。
私はシステムの開発ではまずプロである開発会社側が誠実な姿勢で、手の内をすべてオープンにして、お客さんからの信頼を勝ち取ることがもっとも大事だと考えています。
国内ラボ型開発というのはそのための契約手法なのです。
GPT-4
信頼関係の構築は確かに極めて重要ですね。特に業務システムのような大規模なプロジェクトでは。透明性を持ち、誠実に対応することで、双方の信頼関係を強化する「国内ラボ型開発」は非常に革命的なアイディアだと感じます。
では、この方法を採用することで、実際にどのような成功例や成果が得られているのでしょうか?
お客様の声や成功事例
島田
はい、国内ラボ型開発の成功事例は非常に多いです。
これまで通常の一括請負契約で他の開発ベンダーから煮え湯を飲まされてきたお客さんも、弊社の国内ラボ型開発と出会い、「こんなにストレス無く、スムーズに開発が進むのか」と驚かれた方もいます。
詳しくはこちらの「お客様の声」(「Visions」チームリーダーが語る、「国内ラボ開発」のうれしさ)をご覧ください。
ただもちろん、国内ラボ型開発も万能という訳ではありません。
GPT-4
「お客様の声」を通して、具体的な成功事例を確認できるのは良いですね。
では、国内ラボ型開発を採用する際の注意点や、向かないプロジェクトの特徴などはあるのでしょうか?
国内ラボ型開発の注意点
島田
まず国内ラボ型開発は毎月かかったコストをお支払いいただく準委任契約ですので、予算が確定しません。
「今回の開発予算は○千万円」などと株主総会などで完全に決まっている場合は難しいです。
それと、準委任契約ですので「瑕疵」の概念がありません。システムの稼働開始後に思わぬ不具合が発覚しても、それは無償では修正されないということになります。
さいごに
島田
最後になりますが、結局、国内ラボ型開発はうちのように「透明性」を持って開発を行って「信頼関係を築こう」という姿勢でやればうまく回りますが、業者の中にはやはり「工数を誤魔化してずるしよう」という意識を持っているところはありますので、そうなりますと「同じ方向を向いていいものを作る」と言う本来の目的が達成できませんね。
では、これにて対談終了としたいと思います。
国内ラボ型開発の特徴をマンガで解説しています(「マンガで分かる国内ラボ型開発/OLナナちゃんのシステム開発奮闘記」)。
ChatGPTさんは読めないかも知れませんが読者のみなさんはよろしければ是非ご覧くださいませ。
GPT-4
国内ラボ型開発が適用できるプロジェクトや企業、そして開発会社には特定の条件や特性が求められるようですね。
お時間をいただき、ありがとうございました。どうぞよい一日をお過ごしください!
国内ラボ型開発の詳細はこちらから
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株式会社プラムザは、開発実績25年・取引企業数300社のシステム開発会社です。さまざまな業種・業界で使用されるオリジナルのシステム構築を得意としています。
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