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業務システムにおける課題解決ポイント 【 学習塾③ 「 受講管理 」編 】

業務システムにおける課題解決ポイント 【 学習塾③ 「 受講管理 」編 】

業務システムにおける課題解決ポイント 【 学習塾③ 「 受講管理 」編 】

この記事は今何かと話題沸騰中のChatGPT-4にインタビューアーになってもらい、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田が「業務システムの課題解決ポイント」をお伝えしようというものです。

前回のコラムでは、学習塾の業務システムの一つである「入退会管理」について、効率よく運用するためのシステム設計の考え方を具体的にお話しました。

そちらも併せてご覧ください。

\前回のコラムはこちらから/

受講管理とは

学習塾の業務システムの例
 ①休会などの管理を行う「入退会管理
 ②入塾後、生徒の受講した授業の管理をする「受講管理
 ③テストの作成や、金額の集計やを管理をする「成績管理
 ④受講料や光熱費などの請求や入金の管理をする「授業料管理

業務システムにおける課題解決ポイント【 学習塾① マーケティングから入塾申し込み編 】
島田

島田

では、今日は学習塾のシステムがほぼ100%備えていなければならない ②「受講管理」の機能の話をしましょう。

GPT-4

GPT-4

それはとても重要な話題ですね。まず、具体的に「受講管理」の機能とは何を指すのでしょうか?

島田

島田

受講管理とは入塾した生徒がどのレッスンを受けているか、あるいは どのコースを取って通塾しているかを管理する機能ですね。

塾によっては複数のレッスンを同時受講できたり、オプションの補講を受けられたりしますので、その機能は複雑です。

GPT-4

GPT-4

なるほど、そういうことですね。では、その受講管理の機能を開発する際に、特に気をつけるべきポイントは何でしょうか?

授業内容やコースの 管理

島田

島田

まずは、自社のレッスンやコースをきちんと洗い出す必要がありますね。
「このレッスンは滅多に受ける人がいない。いても 年間に1人か2人だからな」
というものであっても システム上はきちんと管理しておく 必要があるでしょう。

滅多にないからといって、それを システム外の業務として残してしまうとそれが発生したときに大変な手間がかかります。

逆に そういうイレギュラーな 業務をシステムで考慮しても 実装コストはあまり変わらなかったりします。

GPT-4

GPT-4

それは非常に有用なアドバイスですね。

そのように全てのレッスンやコースをシステム上で管理することで、業務の効率化を図ることができるというわけですね。

では、その次に大切なことは何でしょうか?

島田

島田

お客様の側でそういう滅多にない業務について「これはいいか」と仰るのは大抵は遠慮だったりします。

これは受講管理にかかわらず、他の機能でもそうなのですが、開発サイドとしては 遠慮せずにすべて言っていただきたいですね。

そちらをお聞きして、明らかに費用対効果に合わなそうなものはこちらから簡易な機能や運用回避の方法をご提案します。

GPT-4

GPT-4

おっしゃる通り、開発サイドとしては、塾経営者からの具体的な要望やニーズを明確に理解することが重要ですね。

それにより、実際の業務フローに合ったシステムを設計し、提供することができるわけですね。

では、具体的にどのような情報や要望を開発サイドに伝えると良いのでしょうか?

島田

島田

そうですね。
すべての授業やコースを洗い出すというのも、いざ塾長さんなどにお願いすると思い出せなかったりして難しいです。

なので、入塾申込の際に実際にお出ししている「申込書」や、コース変更の際に書いてもらっている「変更依頼書」などを見せていただけると話が早いですね。

次は、生徒ごとに提出する授業スケジュール表の話に進みましょう。
これも 受講管理の一機能と捉えていいと思います。

GPT-4

GPT-4

確かに、申込書や変更依頼書などを利用することで、開発側が理解しやすくなりますね。

そして、次に授業スケジュール表についてどのようなことを考慮するべきでしょうか?

授業のスケジュール 管理

島田

島田

一昔前であれば授業のスケジュールというのは全体のものが1枚だけあって、それを生徒自らが見て、自分の取っている授業にマーカーで印をつけるなどしていました。

しかし、それでは間違いが起きますし、実際は取っていなかったなどの勘違いが起きたり、急な休校や日程変更等に対応できません。

そこで、最近は生徒一人一人に個別のスケジュール表を印刷物として出力したり、Webで見れるようにすることが多いです。

GPT-4

GPT-4

生徒一人一人のニーズや状況に合わせたスケジュール管理は大変重要ですね。それにより、間違いや勘違いを減らすことができます。

では、その個別のスケジュール表を開発する際に、どのようなことを特に考えるべきでしょうか?

島田

島田

紙で出すのであれば、どのように見せるかが重要ですね。

自分が取っていない他の授業も出力して、その中で「あなたの取っている授業はこれですよ」と見せるのか、あるいは関係ない授業は印刷せず自分が受講している授業のみを出力してあげるのか。

厚紙に印刷して出欠表カードにして、ハンコを押せるようにするというのもアリだと思います。

一方、Webで閲覧できるようにすると、情報共有が簡単になり、紛失などのリスクもなくなり、出欠情報ともリアルタイムに連動させることができ、利便性は一気に向上しますが、その分情報漏洩などのセキュリティリスクは上がります。

初回のID/パスワードをどうやって伝えるか?などの問題もありますね。

GPT-4

GPT-4

確かに、紙ベースとデジタル化ではそれぞれの利点と潜在的な課題がありますね。
それぞれの方法に対して、具体的にどのような対策や工夫をすれば良いのでしょうか?

島田

島田

生徒一人一人に個別に印刷した紙を出力する方は なんとなくイメージがつきやすいと思いますので割愛します。Webでスケジュールを確認できる方については 様々なリスクが隠れています。

一般的にどんなシステムでも、利便性を高めるとセキュリティリスクも増えていきます。逆にセキュリティをガチガチにしてしまうと、非常に使いづらいものになります。

そのあたりのバランスを システムの設計者と学習塾の経営者の方で一緒に考えていく必要があります。

例を 挙げて具体的な話をしましょう。

GPT-4

GPT-4

具体的な例を挙げていただけると、より理解しやすいです。

では、Webでスケジュールを確認するためのシステムを構築する際に、どのような事例が考えられますか?

島田

島田

例えば、生徒さんが自分のスケジュールを確認するには、生徒さん個人の会員番号とパスワードが必要だとします。誰でも ノーチェックで見えてしまうのは問題なので、まぁ通常そうしますよね。

しかし、スケジュールを確認するたびに毎回それを入力するのは面倒です。
そこでよくやるのが ログイン画面に「 □ ログイン状態を維持する」というチェックボックスを配置して、それにチェックを入れてログインすると一定期間 会員番号とパスワードを入れずに確認できるという機能です。

この機能は 便利ではありますが、生徒がPCやスマホを開きっぱなしで 放置してしまうと誰でもスケジュールにアクセスできてしまう というリスクがあります。

「それは仕方ないこととして許容するのか、子供はよくやってしまうことなので防止するべきなのか?」
そのあたりの匙加減は学習塾のポリシー次第になってきます。

GPT-4

GPT-4

なるほど、便利さとセキュリティのバランスをどうとるかは、実際の学習塾の運営ポリシーや対象となる生徒の状況によりますね。

島田

島田

次に、講師のスケジュール管理の話をしましょう。

GPT-4

GPT-4

承知しました。それでは講師のスケジュール管理について、どのようなポイントが重要になるのでしょうか?

講師のスケジュール管理

島田

島田

受講管理をシステムで行うと、生徒のスケジュール表だけでなく、講師のスケジュール表も出力できます。

その前にどの授業を誰が受け持つかなどのシフト作成も強力な威力を発揮しますね。

そのシフト作成を手作業やExcelでやろうとすると、単純なミスも出ますし、講師の予定も聞いて回らなければいけませんし大変です。

GPT-4

GPT-4

シフト作成や講師のスケジュール管理がシステムで自動化できると、手間が省けて効率的ですね。

しかし、そのためには講師一人一人の予定や授業を担当する能力など、さまざまな情報が必要になると思います。

その情報をどのように管理し、システムに組み込むべきでしょうか?

島田

島田

さすがに講師一人一人の全ての個人的な予定を管理することはできませんが、シフトに入れる曜日や時間帯は登録しておけるはずですね。

さらに教えられる教科や学年も登録しておけば、実はある曜日のある時間帯に中学3年生の数学を教えられる講師は何人もいないことが一目瞭然だったりします。

逆にずっと完全な文系人間だと思っていた講師が、実は大学入試では数学選択で受験していて中学生レベルであれば数学も教えられるということを失念していたということもあります。

システムで受講管理をしていると、そういうメリットもあります。

GPT-4

GPT-4

それは非常に効率的なシステムと聞こえますね。
講師の専門性や予定を考慮して、最適なシフトを自動的に生成することが可能となるわけですね。

島田

島田

さて、ちょっと長くなりましたので受講管理の話はこれくらいにしておきましょう。

このように、業務システムはその業界の業務や、会社のポリシーに応じて、効率的で効果的な機能を実現できるよう細かい作り込みを行っていくことができます。

それがスクラッチ開発のよいところです。

GPT-4

GPT-4

とても有意義なお話をありがとうございました。
これからも業界や会社の特性を踏まえたシステム開発について、学ぶ機会があればぜひお伺いしたいです。

さいごに

学習塾の業務システムの「受講管理」についてお話をしました。

学習塾の業務内容を深く理解したうえで、授業内容やコースを管理するほかに授業のスケジュール表や、講師のスケジュールの管理も考慮してシステム設計を進めることが重要ということが理解できました。

また、次回も続きます!

業務システム開発について悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

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この記事の監修者

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役

一橋大学 経済学部卒 / システムコンサルタント
1998年 に 28歳 で起業 / 現役のシステムエンジニア / ものづくりの第一線で活躍中
業務システムの開発実績は 200件 以上

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株式会社プラムザは、開発実績25年・取引企業数300社のシステム開発会社です。さまざまな業種・業界で使用されるオリジナルのシステム構築を得意としています。

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