それでは、まず最初の質問として、業務システムをリニューアルする大きな理由は何ですか?
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システム開発が学べるコラム
業務システムをリニューアルするメリット

この記事は今何かと話題沸騰中の ChatGPT-4 にインタビューアーになってもらい、業務システム開発実績200件以上という弊社代表の島田が「業務システムをリニューアルするメリット」についてお伝えしようというものです。
今の時代、たとえば飲食店でも芸能事務所でも経営活動においてIT技術を利用するというのは避けて通れず、企業独自のオリジナルのシステムか外部のサービスかはともかく、なんらかのシステムを使っていると思います。
今回はその中で、かつて自社でオリジナルのシステムを構築したものの、それをリニューアルすべきかどうか迷っている企業経営者向けにお話をしたいと思います。
目次
業務システムをリニューアルする理由とは

島田
一般的には、業務システムをリニューアルしなければならないという状況は、以下の5点あると思います。
①セキュリティ上のリスクが高まる
②今の業務が変化して、システムと業務がマッチしなくなっている
③所轄官庁等による法的な要請が追加された
④より効率的・効果的な手段の出現
⑤メンテナンス、機能修正のコスト増大

GPT-4
なるほど、それぞれのポイントについて非常に興味深いですね。
まず①の「セキュリティ上のリスクが高まる」について、古いシステムのまま継続して利用することで具体的にどのようなリスクが生じるのでしょうか?
①セキュリティ上のリスクが高まる

島田
システムというのはどのような開発言語で書かれていても開発当時に使われていた技術というのはどんどん陳腐化していきます。それと同時にセキュリティリスクというのはどんどん高まっていってしまいます。
たとえばPHPという開発言語のバージョン5.6などで書かれているシステムは最新の暗号化プロトコルであるTLS1.2に対応できないので、通信データを盗み見られる可能性があります。
一般的にプログラム言語やソフトウェアはある一定の期間が過ぎると、サポートが終了してセキュリティの問題を改修するようなバージョンアップがされなくなってしまうので、他にもOSやデータベースの脆弱性などが放置されてしまっている可能性があります。

GPT-4
ありがとうございます。それは確かに心配ですね。
次に、②「今の業務が変化して、システムと業務がマッチしなくなっている」についてですが、企業が業務システムとのミスマッチをどのように認識すれば良いのでしょうか?具体的には、どのようなサインや症状が現れると、システムの更新が必要だと感じるべきでしょうか?
②今の業務が変化して、システムと業務がマッチしなくなっている

島田
②についてはおそらくユーザー企業の方は常々感じていることと思います。
具体的には「このシステムの開発当初はこういうチェックをしていたけど、今はその必要がない。必要ないけどそれをやらないとシステム上先に進めないので機械的に全部『チェックOK』にしてるんだよなぁ」と。
こういうミスマッチはシステムをリリースしてから、運用を続けていく内にどんどん増えていくはずです。企業活動というのは外部環境の変化に応じてどんどん変化していくものですから。
そしてそれらが耐えきれぬほど増大になってきたとき、たとえば業務の10%がそういった「意味のない運用回避」が占めるようになったとき、システムをリニューアルした方がいいのでは?と思い立つのかもしれません。

GPT-4
それは非常に分かりやすく説明していただきました。日々の業務の中で、実際にシステムを利用するスタッフが運用上のストレスを感じるようになるというのは大きなサインですね。
次に③「所轄官庁等による法的な要請が追加された」に関して、新しい法的な要請や規制が加わることで、システムのリニューアルが不可避になるケースがあると思いますが、具体的にはどのような法的要請や規制の変更が考えられるのでしょうか?
③所轄官庁等による法的な要請が追加された

島田
そうですね。たとえば、先般のインボイス制度によって、自社の発行する領収書に「適格請求書発行事業者」の「登録番号」を載せる必要が出てきたり、逆に仕入業者のそれを管理しなければならなくなったというような際にシステムの改修が必要になってきます。
領収書に「適格請求書発行事業者」の「登録番号」を載せる程度では、システムの全面リニューアルをすることは考えにくいですが、かつて個人情報保護法が施行されて、個人情報の厳格な取り扱いが要請されるようになったタイミングでは、既存のデータベースの大幅な見直しが必要になったと思います。
そういう時には、システムの細かい修正をあちこちに入れていくよりは、全面改修をしてしまった方がコスト的にも作業時間的にもいいのでは?と思ったかも知れませんね。

GPT-4
確かに、法的な変更が業務のフローやシステム上の要件に大きな影響を与えることがありますね。
それでは、次に④「より効率的・効果的な手段の出現」について、具体的にはどのような新しい技術や方法が業務システムにおいて、効率的・効果的な手段として導入される傾向にあるのでしょうか?
④より効率的・効果的な手段の出現

島田
たとえば、今回こうやってインタビューアーになってくれているChatGPTなどのAIの発達によって、以前ではできなかったことが業務システムに組み込めるかも知れません。
営業マンがお客様へ提出する提案書を作成し、それを上長がチェックするようなシステムの場合、提案書の作成部分には必要な要素(甲乙丙の金額)やイメージ(柔らかく/厳粛に)などの情報を生成AIを渡して提案書を自動で作らせれば、営業マンの時間が1日短縮できるかも知れませんね。
そういう技術的な進化が起きたとき、古いシステムを使い続けていることがすなわち機会損失になっていきます。

GPT-4
AIの活用を例に挙げていただきありがとうございます。技術の進化が業務の効率化や品質の向上に直結すること、その機会損失がどれだけ大きいかを理解することは非常に重要ですね。
最後に⑤「メンテナンス、機能修正のコスト増大」に関して、古いシステムを維持し続けることで、どのようなコストが増大する傾向にあるのでしょうか?
⑤メンテナンス、機能修正のコスト増大

島田
技術が古くなるとどうしても対応できるエンジニアが少なくなってきます。
外部の開発会社に依頼している場合、「PHP5.6でフレームワークを使わずゴリゴリ書いていけるエンジニアがもういない。今から勉強したがるエンジニアもいない。」となり、どうしても希少性が高まります。それにより単価は上がりますし、修正に時間もかかるようになります。
また社内のメンバーで作ったシステムの場合も別の問題があります。
たとえば10年も使い続けているシステムというのはどうしても属人性が高くなります。経営的な要請で何か修正を求めたときに、担当のエンジニアが「そんな改修必要ありますか?」と抵抗してくることがあります。
これはよくあることで、社内システムを人質に取られてしまうので経営上大きな足かせになってしまいます。これも一つのコスト増加ですね。
今回はこれで対談終了とします。
さいごに
現代の企業経営において、IT技術は必要不可欠であり、業務システムのリニューアルはその成長と変化に対応するための重要なステップとなります。適切なタイミングでシステムの更新や改修を行うことで、持続的な成長と効率的な業務運営を実現することができますね。
業務システムをリニューアルしようと考えている方のお役に立てれれば幸いです。
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